セピロク・オランウータンリハビリテーションセンター

プラットフォーム

サンダカンに戻り、車で約30分。セピロク・オランウータンリハビリテーションセンターにやってきました。現在オランウータンは、狩猟することも、ペットとしての飼育することも禁止されています。


しかし、いまだに、ペットとして飼育されていたり、森林伐採の際に生息地を失ったオランウータンがたくさんいます。彼らをを保護して、再び森での生活に戻す為のリハビリ施設として設立されました。

今日では、世界でも最も知られているリハビリテーションセンターとなりました。

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子ゾウも保護

ロカウィ・ワイルド・ライフ・パーク

命の吊り橋

香港

43平方kmの天然原生林に保護区として設立されています。


インドア・ナーサリーでは、3歳から5歳までの子供達が、大人と暮らし、生きてゆくすべを学びます。


感染症を持ち込まないよう、日本で結核の検査もして訪れるんです。

見学ができるオランウータンは、リハビリの最終段階のものです。


プラットフォームがあって餌の時間になると、森の奥からオランウータンがバナナやミルクをもらいにやってきます。プラットフォームの餌場にもバナナしか置きません。森に帰り、えさを確保するという自立を促すためなだそうです。


世界中から9人のボランティアの飼育員が、3ヶ月ずつローテーションでオランウータンの世話をしています。一人ののボランティアがお世話をすると、その人に依存してしまって森に帰れなくなるそうです。

たまたま、保護された子象もいました。押尾さんになついてます。


ここでは、リハビリテーションの他に、環境教育、調査研究、スマトラサイのように絶滅の危機に瀕している動物種の保護等の事業も行っています。いまや「動物園」の役割は「見世物小屋」的役割から、「種の保存や研究」へと変化しているんです。

コタキナバル郊外にある動物園、ロッカウイワイルドライフパーク。

サバ州野生生物保護局が運営していて、オランウータン、テングザル、ボルネオ象など、ボルネオを代表する動物たちに気軽に会いに行けるのが魅力の観光スポットです。観光スポットというだけでなく、地元の子供たちにボルネオの動物のことを知ってもらう教育施設として、また様々な理由で森に住めなくなった希少な野生動物の一時的な保護施設としての役割も担っています。

施設の成り立ちなどをインタビューしたあとで、園内を回ります。 歩くと、1時間ちょっとで一通り見て回れます。

広いので、歩くのがきつい方は「トラム」と呼ばれる電車を利用すると楽ちん。


現在ここで会える動物は、ボルネオ象、オランウータン、テングザル、スマトラサイ、ボルネオギボン、マレーグマ、マレートラ、マメジカ、ホエジカ、サンバーディア(水鹿)、ダチョウ、バンテン(野牛)、ジャコウネコ、ビントゥロン(クマネコ)、ビロードカワウソなどのほ乳類や、サイチョウ、セイラン、コシアカキジなどの各種鳥類、ワニ、ミズオオトカゲ、ニシキヘビなどの各種爬虫類。


アジア各国の絶滅危惧種も数多くいます。

ボルネオ取材のお約束。保護されているゾウの子供達に会いました。この子は、目の前で、お母さんゾウを射殺されてしまったそうです。

それを目の前で見た、この子象は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患いました。食べたモノを吐いてしまうのですが、治療を続け、かなり回復してきました。彼に心を動かされ、サラヤの社長は「ボルネオ保全トラスト」への支援を決めたといいます。

プランテーションによって、済む場所を奪われたゾウの家族は、畑に迷い込みます。

畑を荒らすとして、親のゾウは射殺されてしまいます。

彼らは人前に出て来ざるを得ないんです。


彼らとの共生を考えることこそ、ボルネオの熱帯雨林を守ることにつながります。

旅の終わりです。香港の空港で、東京組とはおわかれ。没後40周年のブルース・リーのヒストリーがパネル展示されていました。中西さんはブルース・リーファン!

たくさん得るものがあったボルネオ取材の模様・感想は、ECO FLAP&押尾さんのブログでチェック!


押尾コータローオフィシャルBLOG